中国外交部はこのほど、中朝国境にある中朝友誼橋を修復するために近く臨時閉鎖すると発表した。(FREDERIC J. BROWN/AFP/Getty Images)
中朝関係

習近平氏は金正恩氏との決別を選ぶ=専門家

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 中国の特使が帰国した同日、米トランプ政権は北朝鮮を「テロ支援国家」と再指定した。米政府は、北朝鮮開発に参与したとみられる中国などの企業13社に対して経済制裁を発表した。中国側はそれに続けて、米国に歩み寄ったかのように、北朝鮮への陸・空のルートを閉鎖した。

 陳破空氏は今後中朝関係が一段と悪化するとの見方を示した。「習近平氏は遅かれ早かれ金正恩氏に対抗姿勢を示す」と述べた。

 米中両国や関係各国は、朝鮮半島問題を一日も早く解決しようとしている。現在、この問題を解くカギは金正恩氏本人だ。習近平氏は、金正恩氏に対抗していくにはすでに3つの条件を揃えていると、陳氏が指摘した。 

 まず、中国国内では、党大会後の習近平氏は党内においてさらなる権力集中ができたことにある。現在、習近平氏が政策を制定する際、他派閥の長老や高官から受ける影響がなくなったと言える。

 2つ目には、習氏はトランプ米大統領に対して借りを返さないといけないことを挙げられる。

 「今年4月習氏が訪米中、米中貿易問題や北朝鮮問題について、『10月の党大会で権力集中ができた後に解決していくから、時間をくれ』とトランプ氏に示唆した」「トランプ氏はそれに理解を示した。10月中旬に開幕した党大会期間中、米は原子力空母ロナルド・レーガンなどを朝鮮半島海域付近に派遣し、北朝鮮が挑発行為を起さないようにけん制した」との背景があった。

 3つ目は、「習氏のメンツに関わる」と陳氏が話した。

 過去5年間、習近平氏は党内権力闘争において勝利して続けた。しかし、北朝鮮の金正恩政権への対応においては、「劣勢」が続いている。

 今年に入ってから、中国で相次いで開催された「一帯一路」国際フォーラムや新興5カ国会議(BRICS)首脳会議などに合わせて、北朝鮮ミサイル発射実験を強行した。習近平氏の顔に泥を塗った。

 「中国は世界大国だと自負している習近平国家主席にとって、大きな恥となったに違いない」。陳破空氏は、習近平氏は今後、金正恩氏に対して本格的な対抗姿勢を示し成敗していくとの見解を示した。

(記者・駱亜、翻訳編集・張哲)