2019年10月23日、カリフォルニア州メンロパークのFacebook本社キャンパスに設置されている巨大なデジタル看板(Josh Edelson/AFP via Getty Images)

フェイスブックが方針転換 「コロナは人工的に作られた」主張を今後削除せず

フェイスブックは26日、COVID-19は人工的に作られたと主張する投稿を、同プラットフォーム上で許可すると発表した。

同社広報担当者は声明で、「COVID-19の起源に関する進行中の調査、及び公衆衛生の専門家との協議に照らして、我々はCOVID-19が人工的に作られたとする主張を我々のアプリから削除するのをやめた」と述べた。

「私たちは医療の専門家と協力し続け、パンデミックの性質の進化に対応し、新しい事実や傾向が明らかになったときには、定期的にポリシーを更新していく」

同社は2月のブログ投稿で、「COVID-19は人工的に作られたもの」「実験的なワクチンは危険」など、同社が虚偽と判断した投稿を削除すると述べた。また、繰り返しこのような主張を共有するアカウント、ページ、グループを削除するとも述べた。

今回の方針転換の前には、感染症専門家のファウチ博士が、今ではCOVID-19が自然に発生したものだとは「確信できない」と認め、その起源についてさらに詳しい調査を求めていた。

2021年5月11日、米上院の保健教育労働年金委員会で開かれたCOVID-19に関する公聴会で発言する、米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長(Greg Nash-Pool/Getty Images)

COVID-19の感染拡大に関する初期の報告は、2019年末に中国の武漢で初めて確認された。それから1年以上経った今もウイルス起源は明らかになっていないが、ウイルス武漢ウイルス研究所(WIV)から流出した可能性が広く認識されるようになっている。

ファウチ氏の見解を受けて、バイデン大統領は米国の複数の情報機関に対して、ウイルス起源を解明する取り組みを強化するよう指示した。

バイデン大統領は、「私は3月に国家安全保障担当補佐官に命じて、ウイルス起源に関する最新の分析報告書の作成を情報機関に指示した。それには、COVID-19が人間と感染動物との接触から発生したのか、それとも実験室での事故から発生したのかなども含まれる」と述べ、情報機関がウイルス起源を調査する取り組みを「倍増」するよう命じたと付け加えた。

「米情報機関内の2つの機関は前者(動物接触)に傾き、1つの機関は後者(実験室事故)に傾いており、それぞれの確信度は低か中程度である。大多数の機関は、どちらの可能性がより高いかを判断するのに十分な情報がないと考えている」

ウォール・ストリート・ジャーナルは23日、武漢ウイルス研究所の研究者3人が2019年11月に季節性インフルエンザとCOVID-19に似た症状で入院したと報じた。

24日にこの件について質問されたホワイトハウスのジェン・サキ報道官は、バイデン政権は「WHOに対し、パンデミックの発生源について、政治の干渉を受けない専門家主導の調査を行うよう繰り返し求めてきた」と述べた。

「第一段階の調査結果が出たが、この段階では、データへのアクセスも情報の提供もなかった。そして今、私たちはWHOがより透明で独立した第二段階の調査に移行することを期待している」とサキ報道官は述べた。

(大紀元日本ウェブ編集部)