中共ウイルス(新型コロナウイルス)による肺炎の患者が多く出た武漢市の華南海鮮卸売市場(NOEL CELIS/Getty Images)

英オックスフォード大研究チーム「武漢の海鮮市場にコウモリを確認できず」

英オックスフォード大学動物学部の野生動物保全調査ユニット「WildCRU(ワイルドクルー)」は、科学雑誌「ネイチャー(NATURE)」に8日掲載した研究論文で、ウイルスの発生源とされた武漢の海鮮卸売市場では2017年5月以降、コウモリやパンゴリン(日本名センザンコウ)は販売されていなかったと指摘した。世界保健機関(WHO)の調査報告書の結論を覆すものとなった。

ワイルドクルーの責任者であるデビッド・マクドナルド教授は、中共ウイルス(新型コロナウイルス)の大流行が始まる前に、自身のチームは中国の大学との共同研究で武漢の全ての海鮮卸売市場からデータを収集していたという。武漢で販売される野生動物の正確な情報を記録していた。

オックスフォード大学のウェブサイトに掲載された声明の中で、マクドナルド教授は、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を研究するために、ワイルドクルーは、中国の西華師範大学(四川省南充)と湖北中医薬大学(武漢)と協力して、2017年5月から2019年11月まで武漢市内の全ての海鮮市場を訪問してデータを収集した。保護種31種を含む、4万7381種ものペットや食用動物を記録したが、コウモリやセンザンコウは含まれていない」と述べた。

今年1月14日、WHOの調査団は、中国の湖北省武漢市でウイルスの起源調査を行った。

武漢で約1カ月間にわたる調査を経て、調査団は2月9日に予備の調査結果を発表した。ウイルスが研究所から流出した説については、「非常に可能性が低い」とし、動物の宿主が媒介したか、感染した動物を冷凍した製品から感染した可能性が「非常に高い」との見解を示した。

3月30日に正式に発表された調査報告書でも、研究所からの流出説を「極めて可能性が低い」とし、コウモリが中間宿主を介して人間に感染させた可能性が「最も高い」と結論づけた。

(大紀元日本ウェブ編集部)