大紀元時報

死してなお「慈母の顔」台湾5000年前の人骨

2021年7月22日 20時39分
死してなお、我が子を見つめる人骨。それはまさに「慈母の顔」だった。台中安和遺跡で発見された人骨が、約5000年前のものであることがわかった。(台湾国立自然科学博物館提供)
死してなお、我が子を見つめる人骨。それはまさに「慈母の顔」だった。台中安和遺跡で発見された人骨が、約5000年前のものであることがわかった。(台湾国立自然科学博物館提供)

死してなお、我が子を優しく見つめる人骨。それはまさに「慈母の顔」だった。
台中安和遺跡で発見された人骨が、最新の研究の結果、約5000年前のものであることがわかった。
台湾国立自然博物館の研究チームにより、台中市張家祖廟付近で、台湾では数少ない墓群が発見されたのは2003年のこと。

以来、同遺跡から発掘された人骨48体に関する研究と鑑定が進み、最新の炭素14による測定では、4000~4800年前の人骨であることが確認された。その中の一対は、母子と見られる人骨で、我が子を胸に抱いて優しく見つめる「母」の表情が伺われる。

台湾国立自然科学博物館の屈慧麗主任はロイターの取材に対し、「出土した時、我われ考古学者は皆驚いた。この母親は、頭を下げて、子どもを見つめていたからだ」と述べた。
母子の化石鑑定の結果、母親のほうは20歳から25歳くらいで、身長は約160センチ。赤ちゃんの身長は約50センチで、性別は不明という。

赤ちゃんの身長や骨格からして、生後約6ヵ月と推定される。2人は、ほぼ同時期に亡くなって一緒に埋葬されたものと見られるが、母親が子どもを抱く姿勢で埋葬されたことで、5000年後を生きる現代の私たちに、恒久不変の母性愛を伝えるものとなった。

(翻訳編集・鳥飼聡)

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