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意外に知らない 漢方医に診てもらう前のタブー

神医と呼ばれた中国古代の扁鵲には数々の伝説が残っていますが、「その中の一つに斉の国王である桓侯の病気を見抜き、3度助言したが、聞き入れてもらえず、病の症状が出た時には、手遅れになっていた」という話があります。

当時は、もちろん検査技術も機器もなかった時代でした。そんな時代にまだ現れていない病気を言い当てるなんて、扁鵲の「望診」が神がかっていたことを示しています。

「望診、聞診、問診、切診」の四つの診断をもって患者を見る「四診」は、東洋医学の主体となる診断法で、そのなかの、特に「望診」、なかでも舌を見ることは、寒・熱・虚・実の判別に直結しとても重視されてきました。

そのため、漢方医を受診する前には、以下の点に注意する必要があります。あなたが幸運にも扁鵲のような名医に出会ったとしても、診断は難しくなるでしょう。

まず牛乳、豆乳などの乳性食品を飲むと、舌が白く脂っぽくなり、オリーブ、プラム、プルーンなどの色の濃い食べ物は逆に舌を黒くする傾向があるので飲まないようにしましょう。

またアルコールを飲んだり、唐辛子を食べたり、熱すぎるものや冷たすぎるものを食べたりするのもいけません。酒や唐辛子は熱いので、血液の流れが速くなり、舌が赤くなり、舌苔が減り、脈拍が増えて、病気の診断に影響してしまいます。

他にもコーヒーや、オレンジなどの黄色い食べ物は、舌が黄色くなり、またピーナッツ、ヒマワリの種、クルミなど、これらの脂っこい食べ物も、舌を白く脂っぽくしてしまうので、誤診の原因にもなります。

また食後に受診するのは好ましくありません。食後に脈が遅くなるだけでなく、舌が薄くなったり赤くなったり、食べ物によっては舌が変色しやすくなったりします。これにより、医師が誤診する可能性があります。(1時間後に医師に相談することをお勧め)歯を磨くことなく早朝に医者に行くのが最善です。

激しい運動をした直後に受診するのは好ましくありません。これは、医師が脈拍を測ったり、病気の他の徴候を不明瞭にしたりするのを妨げる可能性があります。

(出典:Health Times 翻訳・里見雨禾)