2021年2月3日、武漢ウイルス研究所に到着したWHOの専門家チーム。地元の警察は、外国人ジャーナリストの立ち入りを阻止しようとした(HECTOR RETAMAL/AFP via Getty Images)

新型コロナ発生源調査 「客観かつ透明な」科学的論証を 科学者らが「ランセット」に呼びかけ文

世界五大医学雑誌の一つ「ランセット」は17日、新型コロナウイルス(中共ウイルス)の発生源について「客観的かつオープンで透明な」科学的論証を呼びかける科学者らの文章を掲載した。

 

16人が署名した同文章は、(武漢ウイルス研究所の)実験室から漏れたという仮説は「合理的」で、自然発生の仮説と合わせていずれの可能性も排除すべきではないと記した。

 

科学者らは文章で、事実と証拠に基づいてすべての可能性を客観的に論証し、潜在的な政治的影響を排除すべきだと主張した。「科学雑誌はコラムを開設し、すべての仮説について詳細な分析を行う必要がある」と助言した。

 

ランセットは2020年2月、同実験室流出説が「陰謀論」だと主張する27人の専門家の共同声明を掲載した。

 

米国家情報長官室(ODNI)が8月27日に公表した報告書は、同ウイルスの発生源について、実験室流出または自然発生という2つの可能性はいずれもあるとした。

 

中国武漢を訪問したWHO調査チームのメンバーで、微生物学と感染症の専門家、シドニー大学のドミニク・ドワイヤー教授は以前、中国側が174件の初期感染症例に関する詳細データの提供を拒否したため、ウイルス発生源の分析は制限されていると述べた。

 

中国政府高官は7月22日、実験室流出の仮説の調査を含む、発生源の第2段階調査を実施するという世界保健機関(WHO)の提案を拒否したと述べた。ホワイトハウスは、中国の対応は無責任かつ危険であるとコメントした。

 

ホワイトハウスのジェン・サキ報道官はその後、「WHOによる中国での第2段階調査を引き続き支援し、中国政府に調査を受け入れるよう要請する」と述べた。

 

AFPが各国保健当局の発表に基づき日本時間19日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は468万3586人に達した。

 

(翻訳編集・叶子)