大紀元時報

中国、全国運動会での革命歌の演出に批判殺到「文化大革命が再来か?」

2021年9月28日 15時17分
2018年2月27日、中国・北京の天安門広場の横にある土産物屋で、共産主義者の故・毛沢東の像の後ろに、中国の習近平総書記をイメージした飾り皿が見える。イメージ写真(GREG BAKER/AFP via Getty Images)
2018年2月27日、中国・北京の天安門広場の横にある土産物屋で、共産主義者の故・毛沢東の像の後ろに、中国の習近平総書記をイメージした飾り皿が見える。イメージ写真(GREG BAKER/AFP via Getty Images)

このほど行われた中国全国運動会(全運会)の開会式で、過激な革命歌を歌った人気歌手2人が、世論から批判を受けた。問題の動画は、20日夜にインターネット上から削除された。

1957年に作られた革命歌「社会主義好(社会主義はいいぞ)」で、「(国内の)反動勢力は敗れ、(外国の)帝国主義は尻尾を巻いて逃げ出した」という歌詞がある。現在、中国で外資企業の撤退が相次いでいるため、主催者は革命歌を借りて現状を揶揄しているとの指摘もある。

開会式には習近平総書記と彭麗媛夫人が出席した。主催者側がこの曲を選んだのは最近、共同富裕など毛沢東時代のスローガンを掲げた現政権に迎合しようとしたからだとみられる。

この動画は中国のインターネットで話題になった。一部のネットユーザーから、「文化大革命時代を彷彿とさせるような、奇妙な雰囲気だ」「これは文化大革命の再来を告げるものなのか?」「この曲は、冬季オリンピックでは歌われないだろうね?」というコメントが寄せられた。

また、「東芝が大連から撤退し、サムスン重工業が撤退し…、スイス銀行の調査によると76%の外資系企業が中国からの撤退を計画している。帝国主義はまさに尻尾を巻いて逃げ出したのだ!」との皮肉めいた批判もあった。

「このような重要なイベントで、この革命歌は世界に向けてどのようなメッセージを送っているのか。帝国主義の資本家たちは、それでも中国に投資するのだろうか?過去40年間の中国の急速な経済発展は、外国資本なしで可能だったのか?なぜ一部の人はいつもあの時代に戻ろうとしているのか?」という問いかけもあった。

世論の批判を受けて、問題の動画は20日の夜から、中国のインターネット上から完全に削除された。

(翻訳編集・王君宜)

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